先週米PGAツアーでは「RSMクラシック」がジョージア州で開催された。今年はあともう2試合残っているが限られた選手のみ出場する試合なので、ツアーカードをもつ選手が出場できる試合はすべて終了した。
この「RSMクラシック」で米PGAツアー初優勝をきめたのは、新人のスウェーデン人ラドビグ アバーグ(24歳)だ。優勝の瞬間は以下の動画。
彼については6月のブログで書いているので再読ください。
https://worldgolfinformation.com/2023/05/
191センチの長身から繰り出されるアバーグのティーショットが以下の動画
アメリカの大学生ランキング1位の選手に、米PGAツアーがツアーカードを与えるという制度が今年から導入され、アバーグがその第1号となった。
米ツアーでプレーするかたわら、DPワールドツアー(旧名 欧州ツアー)でもプレーし、8月末に開催された「オメガ欧州マスターズ」では早々に優勝を決め、その後監督推薦で出場した「ライダーカップ」でも欧州チームの優勝に貢献した。
アバーグは新設された制度によって手にしたチャンスをしっかりと生かし、今後2年間は欧州とアメリカの両方のツアーでプレーすることが可能となった。
今年の米PGAツアー新人王(Rookie of the year)のタイトルは、間違いなく彼に与えられるだろうし、「RSMクラシック」の優勝で世界ランキングも32位まであがってきた。この順位をキープすれば、4つのメジャー大会へも出場可能となる。来シーズンの活躍が本当に楽しみな選手だ。