来年のZOZO選手権

本日(11月8日)の日経新聞朝刊のスポーツ面に、「ZOZO選手権」に合わせて来日した米PGAツアーの国際部門を統括する役員のインタビュー記事が掲載された。

「ZOZO選手権」の開催については、5年契約と当ブログでは理解していて以下の記事を書いた。

https://worldgolfinformation.com/2023/10/18/

しかし、日経記事の内容に沿って当時の情報を検索してみると次のものを見つけることができた。

https://www.alba.co.jp/articles/category/tour/pga/post/111890/

6年契約となっている。今年が第5回目の開催だったので、契約に従えば来年もおこなわれることになる。しかし、米PGAツアーの2024年の年間スケジュールでは、8月末のシーズン最終戦「ツアー選手権」までしか確定しておらず。それ以降はまだ未定となっている。

2025年の米PGAツアーのスケジュールについては、現在LIVゴルフのバックにいるサウジの国営投資ファンドと米PGAツアー、欧州ツアーとの間で協議中であるが、難航してまとまりそうにないと報道されている。

また、日経記事によると将来的に日本で「プレジデントカップ」の開催が予定されているという。プレジデントカップは2年に1度、アメリカ出身の選手と、欧州・アメリカを除く地域出身の選手が対戦する大会である。メジャー優勝を含むような実績をあげた選手の出身国で多く開催されてきた。

この大会はこれまで開催コースがアメリカと欧州を除く地域で交互に選ばれており、毎年開催される大会ではなく、まったく単発のイベントである。一度開催されればほとんど戻ってくることはない。さらに、これまでの対戦結果をみるとアメリカチームがずっと勝ち続けており、大会としての魅力がかなり薄らいできている。

世界の男子ゴルフの構図が今後どうなるのかまったく先が見えない現状では、日本での米PGAツアー競技の開催など非常に些末なことがらでしかなく、しばらくして来年の「ZOZO選手権」の開催は中止。そのかわりとして何年後かに「プレジデントカップ」を日本で開催することが発表されて終わってしまうような気がしてならない。