日本男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」では、中島啓太(23歳)が優勝し、ツアー通算4勝目(うち1勝はアマチュアとして)とした。この優勝は今季3勝目となり、賞金ランキングで金谷拓実を1950万円ばかり追い越し、首位に立った。
ゴルフダイジェストのサイトより
新聞報道によると、来週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の終了時点での賞金ランキングトップの選手には、12月14-17日にアメリカ フロリダ州で開催される米PGAの下部ツアーQスクールファイナル戦への出場資格が与えられるという。
もしこの試合で5位(タイを含む)までに入れば、来年の米PGAツアーのツアーカードを手にすることができる。2012年以来途絶えていた下部ツアーQスクールから直接米PGAツアーへあがる道がことしは復活した。
昨年の日本賞金ランキング3位までの選手にDPワールドツアー(旧欧州ツアー)の今季ツアーカードが与えられている。いい成績をあげ、もし年間ランキングポイントで10位以内に入れば、来季の米PGAツアーのカードを手にすることができる。
中島にとって米PGAの下部ツアーQスクールファイナル戦への出場資格は絶好のチャンスとなる。5位以内に入ればDPワールドツアーを経ることなく、直接米PGAツアーの試合に出場する可能性があるからだ。
これは賞金ランキング2位の金谷(25歳)にもいえることで、金谷がもし来週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝するか、中島に賞金獲得金額で上回れば、金谷のほうにQスクールファイナル戦へ出場権が与えられる。
中島と金谷は、ともに「アジアパシフィック アマチュア選手権」で優勝し、アマチュアとして日本ゴルフツアーの大会に優勝した。その後プロとしても日本ツアーの大会に優勝している非常に高いレベルのライバルどおしだ。
中島、金谷どちらでも構わない。米PGAツアーへのチャンスをしっかりものにして、来年米PGAツアーで松山とともにプレーする姿をファンに見せてほしいと願う。