今週の米PGAツアー「ワールドワイド テクノロジー選手権」はメキシコにあるエルカドナル ディアマンテ コースで開催されている。このコースはタイガー ウッズのデザイン事務所が初めて設計したコースで、タイガーが設計したコースが初めて米PGAツアー競技の会場として使われた。
コース造成の責任者だったケン ジョーディー氏は、2014年にコースが完成するまでコース内で誰にもボールを打つことを許さなかった。そして完成セレモニーにタイガー ウッズを招いて始球式を依頼し、タイガーにこう言ったそうだ。「タイガー、あなたがいまから打つティーショットが落下する場所には記念のプレートを埋め込むことにするからね。」
その言葉を聞いたあとで、タイガーが打ったティーショットはなんとフェアウェー左のバンカーの中に入ってしまった。そのため、プレートはピンで地面に固定するタイプではなく、バンカーの上に置くスタイルとなってしまった。
ただ、「ワールドワイドテクノロジー選手権」の大会期間中の4日間だけは、米PGAツアーのリクエストでプレートは撤去されている。もし選手がバンカーの中でプレートが邪魔になって救済を受けるとき、救済を受けたあとのライがよくなるとは限らないからというのが理由だそうだ。
ゴルフウィークのサイトより