日本人選手の世界ランキング順位

今週の各日本人選手の世界ゴルフランキングを見ていくと、

日本人選手トップとして、41位に松山英樹がいる。

今年は優勝がなく、2022年1月の「ソニーオープン」の優勝が最後となる。今年の始めには21位だった順位も41位まで下がってしまった。50位より下がると通常「マスターズ」、「全英オープン」への出場資格がなくなるが、松山の場合2021年のマスターズで優勝しているので、2026年まで4大メジャーへの出場は可能だ。

松山は、今年8月終了した昨シーズンの米ツアーのフェデックスカップ ポイントランキングでぎりぎり50位となったので、24年1月から始まる新シーズンでは、予選カットなしで高額賞金の「格上げ大会」への出場権を手にしている。ジリ貧状態を打開するためにも1勝が待たれるところだ。

次は81位の久常涼 9月にDPワールドツアー(旧名 欧州ツアー)で初優勝を果たした。ことしからツアー年間ランキングの上位者に、米ツアーカードが与えられることになっており、来年1月からは米PGAツアーでプレーすることになった。

3位は96位の中島啓太。「カシオワールドオープン」で日本ツアーの賞金ランキング1位を確定させた。賞金ランキング3位までの選手にはDPワールドツアーのツアーカードが与えられるので、来年からは本格的にDPワールドツアーに挑戦する予定だ。

112位の星野陸也 ことしからDPワールドツアーでプレーしており、先週の「全豪プロ選手権」で自己ベストとなる2位となって、138位から順位をあげた。来季もDPワールドツアーでプレーし、初優勝を望みたい。

124位の蝉川泰果 現在のところ日本ツアーの賞金ランキング3位の位置にいるので、この位置で最終戦「JTカップ」を終えれば、来年はDPワールドツアーでプレーすることが可能となる。

126位の金谷拓実 現在日本ツアーの賞金ランキング2位の位置にいる。蝉川と同様に2位が確定すれば、来年はDPワールドツアーでプレーするチャンスを与えられる。

今年のDPワールドツアーに、昨年の日本ツアー賞金1位の資格で挑戦した比嘉一貴はツアーカードを喪失し、2位だった堀川陸也は来季もツアーカードを保持し、3位の岩崎亜久竜は日本ツアーに専念することを表明し、明暗が分かれた。