ブライソン ディシャンブー

年の瀬が迫ってくると、ゴルフの試合はおこなわれないので伝えるニュースはなく、どのゴルフサイトもこの1年に起こったニュース、話題となった選手などをランキング形式で振り返る記事を掲載している。

そんな中で、イギリスのゴルフサイト、ゴルフマンスリーがこの1年で最もすばらしいラウンドとして、58のスコアを出したブライソン ディシャンブーを挙げている。LIVに移籍したディシャンブーは手首の怪我もあり、なかなか優勝することができなかった。

しかし、ことし8月4―6日に開催された「グリーンブライア(パー70)」では、2日目に9アンダーのスコアで波に乗り、最終日(3日目)には13バーディー、1ボギーの58を記録し、LIVツアー初優勝を遂げた。58の記録がかかる18番ホールの長いバーディーパットは、まさに圧巻のプレーだ。

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記録によれば、米PGAツアーでは2016年にジム フューリックが58を出しており、2000年には石川遼が15歳の時に日本ツアー「中日クラウンズ」で達成している。

ディシャンブーはこの優勝のわずか1ケ月後「シカゴ」大会でも優勝し、完全復調を強く印象づけた。米ツアーでの2020年の「全米オープン」を含む8勝の実績をひっさげて、大型契約でLIVに移籍した。メジャー優勝するとその後5年間はすべてのメジャー大会に出場できるので、ディシャンブーは2025年までのメジャーに出場が可能だ。

ことしは、LIVゴルフに移籍したブルックス ケプカが「全米プロ選手権」で優勝し、LIVゴルフ選手として初のメジャータイトルを獲得した。来年はケプカだけでなく、今月LIVゴルフ入りを表明したジョン ラウムとともにブライソン ディシャンブーも有力な優勝候補となることは間違いなさそうだ。