季節が北半球とは真逆のオーストラリアで、先週、今週と大きな大会が開催されている。先週は「全豪プロ選手権」で、今週はナショナルオープンである「全豪オープン」だ。
今週の「全豪オープン」は非常に画期的な運営方式で、シドニーにある2つのゴルフ場を使って、男女の大会が同時に開催されている。2つの会場では男子の組がスタートしたあとに女子の組がスタートし、そのあとにまた男子の組が続くという運営方式だ。最終日には男女の優勝者へ同時にトロフィー授与がおこなわれる。
オーストラリア出身のアダム スコット(43歳)は、先週の「全豪プロ選手権」では6位タイに入り、今週の「オープン」でも初日パープレー、2日目4アンダーとまずまずの位置につけている。
スコットについては11月14日のブログで書いたが、メジャータイトルをあと一つ獲って、堂々と胸を張って「世界ゴルフ殿堂」入りを果たしたいという強い思いがある。
https://worldgolfinformation.com/2023/11/14/
スコットはこの2試合ともに、引退していたスティーブ ウィリアム(58歳)を呼び戻してキャディーとして使っている。ウィリアムは長くタイガー ウッズのキャディーをつとめ、ウッズがこれまで獲得したメジャータイトル15個のうち13個をそばで支えた。
さらに、スコットが2013年の「マスターズ」で優勝し、初めてのメジャータイトルを手にしたときも、ウィリアムズはキャディーをつとめていた。その後しばらくしてふたりはコンビを解消したが、今回また一緒に戦うことになった。
2024年のシーズンは、すべての試合でウィリアムズがキャディーをつとめるわけではないが、メジャー大会を中心にウィリアムズに出番がまわってきそうである。
GolfDigestのサイトより 2013年マスターズ優勝の瞬間