LIVゴルフについて

今週の米PGAツアーでは、「ペブルビーチ プロアマ」が開催されることは昨日のブログで書いた。今週はまた、LIVゴルフの今季初戦が2月1日(木)から3日(土)の日程で、メキシコで開催される。

昨年12月、現在世界ランキング3位で非常に人気があるジョン ラウムが移籍し、LIVゴルフの注目度は大いに高まった。また、LIVでプレーするブルック スケプカが、昨年の「マスターズ」で2位タイ、「全米プロ選手権」で優勝したことで、今年のメジャー大会でLIVゴルフの選手がどんな活躍をみせるかが、大きな関心事となってくる。

ケプカだけではなく、ブライソン ディシャンブー、テイラー グウチ、ダスティン ジョンソンといった選手らも、メジャータイトルを獲得するチャンスは充分ある。

昨年6月、米PGAツアーとDPワールドツアーがLIVゴルフと一緒に新たなツアーをつくると電撃発表し、ゴルフ界に衝撃が走った。昨年末までにその構想を発表することになっていたが、延期され今日に至っている。

しかしここにきてSNS上で、米PGAツアーはLIVゴルフではなく、アメリカのプロスポーツを運営する投資グループとあらたなツアーを創設するという情報が流れている。近々に正式発表があるということだ。

さらにLIVゴルフサイドには現在黒い噂が流れている。LIVゴルフの実権を事実上握っている人物が犯罪に関与しているのではないかというのである。

かつてサウジアラビアの諜報部員だった男がカナダへ家族とともに亡命した。LIVゴルフトップの人物はサウジアラビア皇太子の指示をうけ、男の子供ふたりを現在拉致監禁している事案に関与しているというのだ。もと諜報部員がカナダの裁判所に訴えをおこし、明らかになった。

米PGAツアーとしては、これから一緒に組んでツアーを運営していこうという組織のトップに犯罪の嫌疑があると、話を進めにくいという事情もありそうだ。

今後の進展に注目である。