米PGAツアーの開幕戦「ザ セントリー」が、ハワイ州マウイ島で年明けそうそうの1月4日からスタートする。この大会は1年以内にツアー優勝した選手が集まって競う大会だったが、今年からは優勝者に加えて、昨シーズンのフェデックスカップポイント50位以内の選手が出場し、大会賞金総額が2000万ドル(約28億円)に増額され、予選カットなしで行われる。
18番ホール(パー5)の2打目付近からグリーンをのぞむ
この大会には世界ランキングの上位25人の選手のうち21人が出場するが、有資格者ながら昨年に続きことしも出場しないのが、ランキング2位のローリー マキロイだ。マキロイは例年1週間後におこなわれるDPワールドツアーの「ドバイ招待」で新しい年をスタートさせる。
また、世界ランキング3位のジョン ラウムも出場しない。ラウムは昨年のこの大会の優勝者で、ディフェンディングチャンピオンの立場にあったが、昨年12月にLIVゴルフに移籍することを表明したため、米PGAツアーより出場停止処分を受けた。
世界ランキング1位のスコッティー シェフラーは、先月の米PGAツアー「ヒーローワールドチャレンジ」で優勝しており、この大会で勝てば2試合連続優勝を飾ることになる。
日本人選手として松山秀樹が出場するが、今季から米PGAツアーカードを獲得した久常涼は出場しない。松山は昨シーズンをフェデックスカップポイントぎりぎりの50位で終え、今シーズンの格上げ大会に出場可能となったが、久常は次週の「ソニーオープン」で、米PGAツアーデビューが予想される。