18日より中東のドバイで、DPワールドツアー「ドバイデザート クラシック」が始まった。昨年のこの大会の覇者は、先週の大会「ドバイ招待」の最終ホールで逆転負けを喫したローリーマキロイ。初日のプレーは日没サスペンディットとなって一部の選手がホールアウトしていないが、プレーを終えたマキロイは首位と4打差の1アンダー、27位タイとまずまずの位置につけている。
「ドバイ招待」で優勝したトミー フリートウッドもまた、3アンダー、69のスコアで12位タイの位置で今週も好調のようだ。
初日5アンダーで首位に立った選手が4人いて、その中に中国のハオタン リー(Haotong Li,28歳)がいる。これまでDPワールドツアーで3勝の実績があり、中堅プレーヤーである。しかし、過去8か月のリーの成績は予選落ちが14回、途中棄権が2回で予選通過がゼロと絶不調状態だった。それが、年が明けると「ドバイ招待」で14位タイに入り、この試合で初日首位に並んだ。復調のきっかけに、一体何があったのだろうと非常に興味をそそられる。
DPワールドツアーのサイトより
アメリカのキャメロン ヤング(26歳)も首位に並んだ。アメリカ下部ツアーでは2勝しているが、米PGAツアーではまだ勝利がない。しかし、メジャー大会ではめっぽう強く、2022年は「全米プロ」で3位タイ、「全英オープン」で2位。昨年は「マスターズ」で7位タイ、「全英オープン」で8位タイの成績を残している。
ヤングは米PGAツアーからひとつレベルを落として、DPワールドツアーでまず1勝をあげ自分に自信をつけてから、米PGAツアーに戻ってきたいという気持ちなのかもしれない。ヤングは現在世界ランキング25位の位置にいる。ふたりの選手の残り3日間のプレーが楽しみである。
この試合には星野陸也と川村昌弘が出場している。星野は2オーバーで76位タイ、川村は3オーバーの96位タイとスタートで出遅れた。