久常涼

米PGAツアー「アメリカン エクスプレス」の2日目が終わった。この大会は変則的で、ひとりの選手が3日間で3つのコースをまわった後に予選カットがおこなわれ、4日目が最終日決勝ラウンドとなる。

今シーズンから米PGAツアーのツアーカードを獲得した久常涼が好調である。先週のデビュー戦となった「ソニーオープン」では予選通過をはたし、最終成績30位タイとなった。また、今週の「アメリカンエクスプレス」でも2日目を終えて、首位から5打差の16位タイと好位置にいる。蝉川泰果は予選通過が厳しい100位タイにいる。

久常は昨年のDPワールドツアーでも、ほとんどが初めてラウンドするコースで結果を残し、9月には「フランスオープン」でツアー初優勝を達成した。

まだ、米ツアー2戦目なので、今後どんなプレーをしていくのか未知数と言っていいが、なんとかやっていくのではないかと当ブログでは考える。優勝に手が届かなくても、トップ10に入る、トップ25位に入ることを積み重ねていけば、シーズン終了時にはフェデックスカップポイント125位以内に入り、来季のツアーカードを獲得することができる。

久常が米PGAツアーでやっていけそうな予感を感じる根拠は、まず21歳と非常に若いこと。Qスクールを経て昨年のDPワールドツアーのツアーカードを獲得したこと。挑戦1年目でDPワールドツアー優勝を果たしたこと。そしてDPワールドツアーのポイントランキングで10位以内に入り、今シーズンの米PGAツアーカードを獲得したことなどがあげられる。

とりあえず、久常が「アメリカンエクスプレス」の残り2日間でどんなプレーを見せるか注目である。