本日の全国紙朝刊によると、蝉川泰果(23歳)がアース製薬と2年間のスポンサー契約を結んだと報じられている。
蝉川はアマチュア時代に日本オープンを含む2勝をあげ、昨年もシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」など2勝をあげたことが、アース製薬の目にとまり強力な支援をうけることになったのだろう。
また、昨年日本ツアーで年間賞金ランキング2位となったため、今年のDPワールドツアー(旧名 欧州ツアー)のツアーカードを手に入れた。また、今週の米PGAツアー「ソニー オープン」にもスポンサー推薦で出場することが決まっている。
アース製薬はゴルフを強くサポートしている会社で、日本女子ゴルフツアーではメジャー大会「サロンパスカップ」とツアー競技「アースモンダミンカップ」の2つの大会のタイトルスポンサーをつとめている。
蝉川は今回の契約で、2年間は金銭面の心配をすることなく、日本ツアーだけでなくDPワールドツアーの大会へもじっくりと腰を据えて挑戦することが可能となった。実績をあげて来年はDPワールドツアーでフルステイタスのツアーカードを獲得してもらいたい。
アース製薬は日本だけでなく中国・アジアを中心に営業展開をおこなっているので、写真のバックに見えるように英語の社名ロゴを有している。蝉川が海外でプレーする場合、当然このロゴを体のどこかに身に着けることになるだろう。
蝉川の東北福祉大学の先輩である金谷拓実も日本ツアーだけでなく、海外のツアーに挑戦している。昨年2月にはアジアンツアーの大会でプロとして海外初勝利を達成した。しかし、金谷のスポンサーである「そんぽひまわり生命」は海外展開をおこなっていないので、英語の社名ロゴを有していない。
そのため、金谷は海外で開催される大会に日本語表記の社名ロゴを帽子に着けて出場するという、国際大会の常識にまったくそぐわないかたちでのプレーを余儀なくされている。
蝉川選手はそんなことを気にする必要はなく、堂々とスポンサーのロゴをつけて、まずはDPワールドツアー1勝を目指してプレーしてもらいたいと願う。