松山英樹の世界ランキング

米PGAツアー2024年の開幕戦「ザ セントリー」は、アメリカのベテランプレーヤー、クリス カーク(38歳)が米ツアー通算6勝目をあげ、優勝賞金360万ドル(5億1840万円、1ドル144円換算)を手にした。

ウィニングパットが以下の動画で

https://twitter.com/i/status/1744161948005003586

混戦の中で勝負を決定づけたのが、カークの17番(パー4)第2打目のショットである。このホールをイージーバーディとして、2位の選手に1打差をつけて栄冠を手にした。

「ザ セントリー」は今シーズンより米PGAツアーが導入した格上げ大会のひとつとして開催され、出場選手を大幅に絞り予選カットをおこなわない形式で、大会賞金総額を大幅に増額しておこなわれた。

この大会に出場した松山英樹は調子が悪く、出場選手59人中58位という不本意な成績に終わった。それでも賞金は50,500ドル(約727万円)支給された。しかし、世界ランキングポイントは記録上予選落ち扱いとなり、獲得ポイントはゼロ。このルール改正については昨年12月22日の当ブログをお読みいただきたい。

https://worldgolfinformation.com/2023/12/22/

その結果、松山英樹は世界ランキングの順位を46位から50位に順位を下げた。ランキング50位以内というのは選手にとって非常に重要なポジションで、この中に入っていれば4つのメジャー大会への出場が認められる。

松山は世界ランキング上瀬戸際に追い込まれたかたちになるが、2021年の「マスターズ」で優勝しているので、51位から下がっても2016年までの5年間は4つのメジャー大会に出場が可能である。

来週は同じくハワイ州で「ソニーオープンハワイ」が開催される。松山は2年前のこの大会で優勝しており、相性がいい大会である。上位に食い込んで世界ランキングの巻き返しに期待したい。