米PGAツアーの開幕戦「ザ セントリー」の初日のプレーがハワイのオアフ島で始まった。昨シーズンを通して戦ったフェデックスカップポイントの上位50位以内の選手と、過去1年間にツアー優勝を遂げた選手に出場権が認められ、予選カットなしで4日間おこなわれる。
今の時点(日本時間5日午前8時半)で、すべての選手がホールアウトしているわけではないが、コリン モリカワ(米国)、カミロ ビジェガス(コロンビア)、エグザンダー シャフレ(米国)、ブライアン ハーマン(米国)らが上位に顔を連ねている。
モリカワは昨年のこの大会で、最終日2位の選手に6打差をつけスタートしたが、後半に大きく崩れ、結局7打差があったジョンラウムに逆転を許し、優勝を奪われてしまうという屈辱を味わった。
今年はそのラウムがLIVに移籍して米PGAツアーの大会には出場停止処分となったため出場していない。しかし、モリカワとしてはラウムがいようがいまいが、なんとしても昨年の借りをかえさなくてはという強い気持ちで臨んでいるに違いない。
ビジェガスも2014年8月に米PGAツアー「ウィンダム選手権」で優勝しツアー4勝目をあげて以来、長い間勝ち星に恵まれなかったが、昨年11月「バーミューダ選手権」で9年ぶりに復活優勝をとげた。今季の活躍が期待される。
エグザンダーシャフレは、現在世界ランキング6位の選手。2021年東京オリンピックで金メダルを獲得したのちは、翌年7月「スコットランドオープン」に優勝しているが、それ以来となるツアー8勝目をめざす。
ハーマン(36歳)は昨年の「全英オープン」でメジャー初優勝を達成した選手だ。日本人選手として唯一出場している松山英樹は、首位と5打差の18位タイとまずますの滑り出しをみせている。残り3日間のプレーに注目である。