マシュー パボン優勝

プロフットボールのスケジュールの関係で、一日早い土曜日に最終日を迎えた米PGAツアー「ファーマーズ インシュララン スオープン」は、フランスのマシュー パボン(31歳)が米PGAツアー初優勝し、米PGAツアーで優勝した初めてのフランス人となった。

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パボンは久常涼と同様、昨シーズンのDPワールドツアーで、ポイントランキング上位10位以内の成績をあげ、今シーズンから米PGAツアーカードを手にした。そして挑戦し始めてわずか3試合目での快挙となった。

パボンは、この大きな優勝で世界ランキングを78位から34位に急浮上させ、この位置をずっとキープすればメジャー大会すべてへの出場資格を得ることになる。また、ことし母国フランスで開催されるパリオリンピックの代表選手にもほぼ間違いなく選出されるだろう。

パボンの家はスポーツ一家で、お父さんはフランスの国内リーグで活躍したプロのサッカー選手、お母さんはゴルフのレッスンプロだ。両親からスポーツがもつ偉大な価値、努力することのすばらしさなどを教わったという。

DPワールドツアーで優勝経験のある選手のなかには、米PGAツアーに挑戦しても優勝できない選手がいるが、パボンは勢いで一気にその壁を突破してみせた。もう1勝、さらにもう1勝と勝ち星を今後重ねていくことができるかどうか注目である。

大会初日、上位に顔を出した久常涼と松山英樹だったが、松山は13位タイ、久常は33位タイに終わった。また蝉川は64位タイだった。