昨日のブログでお伝えしたアラバマ大学2年生のニック ダンラップは、フィル ミケルソン以来33年ぶりにアマチュア選手として、米PGAツアーの大会「アメリカン エキスプレス」で優勝を決めた。最後のパーパットをきめ、優勝を果たした瞬間が以下の動画である。
距離は6フィート(1.8m)、まっすぐなラインではあるが、はずせば2位の選手とのプレーオフとなる展開のなか、しっかりと決めて雄たけびをあげた。
アマチュアとして米PGAツアーの大会に優勝したミケルソンがどんな活躍をしたか、皆さんもご存じとは思うが、ツアー通算45勝し、メジャータイトルは「マスターズ」優勝3回を含む6つ獲得している。
ダンラップはまだ大学2年生なので、「いままで支えてくれた周囲の人と相談して決める。」と試合後のインタビューで回答しているように、すぐにプロ転向をするわけではなさそうだが、プロになってからの活躍はおおいに期待できそうだ。
ちなみに、フィルミケルソンも学生時代に「全米アマ」のタイトルを取っており、昨年「全米アマ」のタイトルを手にしたダンラップは、この点においてもミケルソンに匹敵する。
ミケルソンは25年間にわたって世界ランキング50位以内をキープして、700週間以上もトップ10以内に居続けるほど、長期間にわたってトップレベルの技量と健康を維持した。
今ここに、ニック ダンラップという名の異彩を放つ若きスターが誕生した。