星野陸也(27歳)が中東カタールのドーハで開催された「カタール マスターズ」でDPワールドツアー(旧欧州ツアー)初優勝を果たした。
(DPワールツアーのホームページより)
最終日のあがり3ホールで勝負を決めた。16番、17番を連続パーディーとし、18番(パー5)は2打目を安全にレイアップしてパーがあがり、2位の選手に1打差で優勝をきめた。
星野は昨シーズンから久常涼とともに、DPワールドツアーのツアーカードを獲得しプレーしていた。久常が昨年「フランスオープン」で優勝し、ポイントランキング上位者として今年は米PGAツアーへ昇格したので、置いてきぼりを食ったかたちだったが、星野にも来年は米PGAツアーでプレーできる可能性が見えてきた。
とはいっても、DPワールドツアーは11月まで試合が続く長丁場であり、最終的に年間ポイントランキングで10位以内に入らなくてはならない。10位以内といっても上位であればあるほど、米PGAツアーで出場できる試合の数が増えるので、気を緩めることはできない。
久常はDPワールドツアーの年間ランキング10位というぎりぎりの成績で米PGAツアー出場権を得た。そのため「フェニックスオープン」では優先順位が低く、キャンセル待ちの長いリストに名を連ね、棄権する選手をじっと待たなくてはならなかった。ぎりぎりになって出場できることが決まったが、やはり心の準備が十分ではなく、それだけが原因ではないだろうが予選落ちを喫してしまった。
星野にはもう1勝あげるくらいの意気込みでシーズンを突っ走ってほしいと願う。