松山 ジェネシス招待優勝

米PGAツアー「ジェネシス招待」は、最終日首位から6打差の7位タイからスタートした松山英樹が、9バーディー、ノーボギーの62と猛チャージをかけ、米PGAツアー通算9勝目をあげた。

混戦のなかから抜け出して勝負を決定づけたのは16番(パー3)のティーショットだった。

https://twitter.com/i/status/1759338405933031637

これまでこのブログでは、松山が昨シーズンからずっと結果が残せずに世界ランキングを徐々に落としてきていることを何度も書いてきた。今週スタートしたときは55位だったが、松山はこの優勝によって20位までランキングを大きく戻した。

また、これまでアジア出身の選手としては韓国のK.J.チョイ選手がもつ米ツアー8勝が最多優勝記録であったが、松山はこの優勝によってその記録を塗りかえた。

この大会は出場者を上位の選手に制限し、賞金総額を増額した格上げ大会(signature event)だったので、優勝した松山が手にする優勝賞金は400万ドル(6億円、150円換算)と破格な金額となった。

松山の試合後の優勝インタビューを見て気づいたことだが、これまで松山には年配のボブターナーさんという通訳がついていた。2021年に松山がマスターズを優勝したときにもターナーさんが通訳を務めていたが、今回のインタビューには松山のマネジメント会社から新しいスタッフが派遣されていた。

松山はこの「ジェネシス招待」の優勝で、開催まで2か月を切った「マスターズ」の優勝候補にひとりとなったことは間違いない。彼はオーガスタナショナルでの優勝経験もあり、4月の「マスターズ」では大いに期待できそうだ。