米PGAツアー「フェニックスオープン」は大会初日雨によって中断し、2日目以降大幅な遅れが生じた。2日目も前日夜の雨が残ってスタートが少し遅れた。天候は徐々に回復してきたが、3日目の朝は冷え込み霜が降りてスタート時間が遅れた。
ご存じのように、霜の降りたグリーンでパットをするとボールの表面に霜がついて、雪だるまのようになって転がらなくなる。かといって、パットライン上の霜をタオルや手で取り除くと、霜はルースインペディメントではないので2打罰となってしまう。なので、グリーンキーパーが整備をする時間が必要となった。
大会は3日目を終了した時点で多くの選手が第3ラウンドを終了できず、リーダーボード上位の選手はフロントナインを終えたか終えてないあたりにいるので、最終日は27ホールの長丁場となる。
天気予報によると最終日の朝もまた冷え込んで霜が降る確率が高そうなので、スタート時間が遅れるかもしれない。そして日没時間も18時前後と夏と比較すると日照時間もかなり短い。
そのため、日曜日にすべての選手がホールアウトすることは難しく、マンデーフィニッシュとなりそうな雲行きである。米PGAツアーは先週の「ペブルビーチプロアマ」に続いて、この大会も悪天候に大きく影響を受けてしまった。
松山英樹は暫定で首位と6打差の19位タイの位置におり、久常涼は残念ながら予選落ちをしてしまった。