米PGAツアー「ペブルビーチプロアマ」最終日順延

米PGAツアー「ペブルビーチ プロアマ」の最終日は、悪天候のため月曜日に順延となった。しかし、月曜日の天候も午後から荒れる予報のため、スタート時間を早め1番と10番ホールの両方からスタートすることを予定している。天候の急変によって月曜日にすべての選手がホールアウトできない場合は、火曜日に残りのプレーをおこなう予定のようだ。

この大会は今年から導入された格上げ大会(signature event)で、限られた選手が予選カットなしで、高額賞金を目指してプレーする大会なので、72ホールを完了してチャンピオンを決めたいという大会関係者の強い意志がうかがえるスケジュールだ。

しかし、2月8日(木)からはアリゾナ州で次の大会「フェニックスオープン」が開催され、この大会に出場する選手は水曜日に移動しなければならないので、火曜日以降の延長はない。

「ペブルビーチプロアマ」3日間のプレーが終わり、リーダーボードの順位を見てみると上位に注目を集める選手が多く顔をそろえており、最終日のプレーが非常に楽しみだ。

17アンダーのスコアで首位にいるのはアメリカのウィンダム クラーク(30歳)。昨年の「全米オープン」の覇者だ。米ツアーではまだメジャーを含めてわずか2勝の選手だが、全米オープンの最終日、ローリー マキロイ、スコッティー シェフラーらに迫られながらも、崩れることなく勝ち切った。また、「ペブルビーチプロアマ」の3日目には、コースレコードとなる60を記録して首位に立った。一般的にビッグスコアを出した翌日は平凡なスコアに終わることが多いが、1日休みが入ったことで気持ちに変化が生じ優勝するかもしれない。

1打差の2位にはスウェーデンのラドビグ アバーグ(24歳)がいる。このブログでは何度も取り上げている赤丸急上昇中の選手である。米PGAツアー2勝目を狙う。

https://worldgolfinformation.com/2024/02/02/

首位と2打差の3位には、先週の「ファーマーズ インシュラランス」で米ツアー初優勝をきめたフランスのマシューパボン(31歳)がいる。昨シーズンのDPワールドツアーでポイントランキング10位以内の成績をおさめ、今シーズンの米PGAツアーカードを獲得した選手で、2週連続優勝を狙う。

首位と4打差の6位タイには、かつての世界ランキングナンバーワン、ジェイソン デイ(36歳)がいる。昨年5月の「バイロンネルソン」で5年ぶりの米ツアー優勝を果たし、かつてのプレーが戻ってきた。現在の世界ランキングNO1、スコッティー シェフラーは首位と4打差の6位タイにいる。

ローリー マキロイは66位タイ、松山英樹は71位タイ。2週前の「アメリカンエキスプレス」で、米PGAツアーでは33年ぶりとなるアマチュア優勝をきめたニック ダンラップは80位の最下位。

当ブログではウィンダム クラークが月曜日優勝すると予想する。