米PGAツアー「プレーヤーズ選手権」は、スコッティー シェフラー(27歳)がタイトルを防衛して2連覇を達成し、また先週の「アーノルドパーマー招待」に続いて2週連続優勝した。世界ランキング1位のシェフラーが、他をよせつけない圧倒的な強さをみせた。
昨日の当ブログで、パットが不調で首すじに張りがあるシェフラーの優勝はない。ウィンダム クラークが優勝すると予想したが、きれいにはずしてしまった。クラークは2位タイ。
シェフラーの4日間のプレー(トータル)をストロークゲインド(stroke gained)データでみると、ドライバーは予選通過選手中1位、アプローチショット(グリーンを狙うショット)は7位、グリーン周りは6位とまったく申し分ないが、パットだけはやはり37位である。
シェフラーの現在の状況は、パットは予選通過選手中どまん中の成績(よくも悪くもない)であるが、それをカバーして余りあるほどに、ドライバー、アプローチショット、グリーン周りの技術が優れているということになる。
言い訳がましくなるが、わたしが推したウィンダム クラークも最後の最後まで先にあがっているシェフラーに追いつこうと必死にプレーした。16番(パー5)ではイーグルパットをわずかにはずしバーディー、アイランドグリーンで有名な17番(パー3)でもバーディー、18番(パー4)では5メートルのバーディーパットがいったんはカップに入ったものの、勢いあまって飛び出してしまった。入っていれば、シェフラーとのプレーオフに持ち込めるところだった。そのパットが以下の動画。はずした直後にはくやし涙も。
第5のメジャー大会といわれ、大きな大会である「プレーヤーズ選手権」に優勝することは、選手として大変名誉なことである。しかし「プレーヤーズ選手権」に優勝した同じ年に、メジャー大会でも優勝した選手は過去に5人しかいないので、その年はメジャータイトルが遠くなるというジンクスがある。
過去に達成している5人とは、ジャック ニクラウス、ハル サットン、タイガー ウッズ、マーティン カイマー、キャメロン スミスの面々だが、タイガー ウッズだけが2001年に「プレーヤーズ選手権」と「マスターズ」の両方に優勝している。
4月11日から始まる今年最初のメジャー「マスターズ」で、スコッティーシェフラーがどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみである。