ビクター ホブランド フロリダへ引っ越し

世界ランキング4位のビクター ホブランド(26歳)が住居を、オクラホマ州からフロリダ州パームピーチガーデンに移したと報道されている。

(Golfweekのサイトより)

ノルウェー人のホブランドはオクラホマステート大学ゴルフ部に所属し、3年のときには「全米アマ」のタイトルを獲得した逸材である。昨シーズンは最終戦となる「ツアー選手権」を含む3勝をあげ、フェデックスカップチャンピオンにも輝き、トップ選手としての地位も不動のものとした。

プロとなってからも大学に通っていた時に住んでいたオクラホマ州のスティルウォーターという街を拠点としてツアーを転戦していたが、今回多くのトッププロが住むフロリダ州に居を移したと、ホブランドは「アーノルドパーマー招待」の試合前記者会見で明らかにした。

転居の理由として気候を一番に挙げた。オクラホマの夏はとてもすばらしいが、冬の寒さが厳しく、今年の1月には最低気温がマイナス18度までさがる日が3日間も続いたそうである。

また住まいの近くにはマイアミ国際空港があり、母国ノルウェーのオスロに直行便が運航していることも理由にあげた。帰国したいと思ったときはすぐに戻ることができるし、ノルウェーに住む家族や友人もこちらに来やすくなる。オクラオマ州スティルウォーターより数段移動が楽になるし、フロリダのほうが楽しめる場所がたくさんある。

そして何よりも、冬でも暖かいフロリダは、雪が降り厳寒のオクラホマに比べゴルフの練習に適している。そして、練習設備やトーナメント仕様のゴルフ場も多くあると語った。

ホブランドは今年に入ってまだ調子が出ていない。4試合に出場して22位タイ、58位タイ、19位タイ、そして「アーノルドパーマー招待」では36位タイと、これまでトップ10入りがなしという状況である。

住まいを移して心機一転、優勝争いからむ活躍を期待したい。