米PGAツアー「コグニザント クラシック(旧ホンダクラシック)」は、日曜日のプレーが悪天候のために中断し、ホールアウトできなかった36選手が月曜日に戻ってきてプレーをおこなうマンデーフィニッシュの大会となった。
月曜日に8番ホールから2位の選手に1打リードでスタートしたオースティン エクロウト(25歳)が首位を守り切ってツアー初優勝を果たした。先週はジェイク ナップがわずか米PGAツアー5試合目の出場で「メキシコオープン」初優勝を達成したが、エクロウトは50試合目での優勝となった。また、今シーズン米PGAツアーで初優勝を記録した選手としては5人目となる。
(Getty Images)
この優勝によってエクロウトは、2年間のツアーカードとともに今年の「マスターズ」と「プレーヤーズ選手権」、そして今シーズン残りの格上げ大会(signature event)への出場権を得た。
またエクロウトは昨年の「全米オープン」で10位タイの成績を残しているので今年の大会にも出場資格がある。また、この優勝によって世界ランキングの順位を101位から49位にあげ、この位置をこのまま保てば「全英オープン」、「全米プロ選手権」への出場資格も得る。
高いレベルの激しい競争のなか、米PGAツアーで1勝をあげることは非常に困難なことである。2勝目となると、もちろん同じように困難なことであるが、1勝目の勢いが続いているあいだのほうが、比較的容易のように感じる。
とはいっても1勝をあげたことで、まわりのひとから受ける対応を含めこれまでとは住んでいた世界がかわってしまい、生活やプレーのリズムを失ってしまうこともあるだろう。
ちなみに先週の「メキシコオープン」で優勝したジェイク ナップは、今週首位と4打差の4位タイの成績で好調さをキープしている。また、「マスターズ」までになるだけ多くの試合に出場したいと話していたローリー マキロイは、振るわず首位と7打差の21位タイに終わった。