昨日のブログで「バルスパー選手権」で2位におわったキャメロン ヤング(26歳)について書いた。
その後、関連記事をネットで拾ってみると、ヤングが米PGAツアーで優勝に届かず2位に甘んじた回数は今回で7回めのことで、これは記録をたどることができる1983年以降の記録でみると、コリン モンゴメリーとブライニー バードの二人がもつ6回を抜いて、新記録となった。
新記録と言っても不名誉なほうの記録なので、本人としてはすぐにでも断ち切りたいところだ。しかし、ヤングは今後の試合のなかで、優勝争いに加わるたびに「本当に自分は優勝できるのだろうか?また、勝てないのではないだろうか?」という気持ちが頭から離れないだろう。」
今回、ヤングは首位争いのなかで、最終18番ホールのティーショットを大きく左に曲げた。その結果、第2打めをなんとかグリーンにのせたものの距離を残し、3パットのボギーとしてしまった。敗因は相手が17番でバーディーを奪ったこともそのひとつだが、18番のティーショットをフェアウェーに置いておけば、バーディーを奪えるチャンスがあったかもしれない。
ヤングにとっては、今度優勝争いを演じたときに「もう勝てないかもしれない。」という疑念は拭い去ることはむずかしいだろう。それを無理に追い払おうとするのではなく、目の前の一打に対して、風向き、強さはどうか?ライはどうだ?スイングのメカニカルな部分のチェックに怠りはないか?打つ前に考えることは山ほどある。そちらに全神経を集中するマインドセットを身につけることができれば、念願の初優勝を勝ち取ることができるかもしれない。