バルスパー選手権 最終日残すのみ

米PGAツアー「バルスパー選手権」は最終日のラウンドを残すのみとなった。先週大きな大会「プレーヤーズ選手権」があったので、トッププレーヤーのほとんどは今週を休養や調整にあてている。

しかし、この試合を含めて「マスターズ」までに3試合しかないので、「マスターズ」までに1勝し、自信をもって「マスターズ」に臨みたいというトッププロは今週の大会に出場している。

世界ランキング5位のエグザンダー シャフレもそのひとり。先週の「プレーヤーズ選手権」では2位タイとあと一歩優勝に手が届かなかった。2位ではだめで、優勝の2文字がほしいといったところか。現在34位タイの位置にいる。

世界ランキング28位でメジャータイトルを2つ持つジャスティン トマスもそうだ。2日目を終えた時点では6位と優勝を狙える位置にいたが、3日目にパットがまったく決まらず、8オーバーの79のスコアで66位タイまで大きく後退してしまった。

メジャータイトルを3つ保有し、世界ランキング16位のジョーダン スピースは、カットラインに1打足らず予選落ちを喫してしまった。また、世界ランキング19位で米ツアー5勝のサム バーンズも予選落ちしている。

リーダーボードの上位にビッグネームがひとりもいないなか、注目される選手は首位と3打差の5位タイにいるキャメロン ヤング(26歳)である。現在世界ランキング23位の位置にいながら、これまで米PGAツアーでは未勝利の選手だ。しかし、メジャー大会では何度も優勝争いに加わり存在感を見せつけた。2022年の全米プロで3位タイ、全英で2位。2023年にはマスターズで7位タイ、全英で8位タイに入っている。

ヤングは今年に入ってトップ10入りが2回、そのうち「コグニザント クラシック」では4位タイに入り、ツアー優勝も時間の問題と言われてきた。その時がようやくやってくるかもしれない。