先週開催された米PGAツアーの「プレーヤーズ選手権」で、松山英樹は最終日に5アンダー67のスコアで順位を3つあげ、6位タイに入った。これで世界ランキングも17位から12位へとさらに順位をあげた。松山はこれまでランキング1位にはなったことはないが、2位にはなったことがある。
松山は2月の「ジェネシス招待」の優勝と「プレーヤーズ選手権」6位タイの成績で、4月におこなわれる「マスターズ」の有力な優勝候補のひとりになったことは間違いない。2021年の「マスターズ」で一度優勝している点も有利に働く。
2週連続で優勝したスコッティー シェフラーや、2月の「ペブルビーチプロアマ」で優勝し、2週連続でスコッティー シェフラーに敗れて2位となったウィンダム クラークよりは、優勝する確率が低くなるかもしれないが、松山にも十分にチャンスがある。
2021年の「マスターズ」を優勝したとき、松山は日本人選手として初めて栄冠を手にした。もし、松山が「マスターズ」で2度目の優勝をきめると、それはアメリカ人以外では6人目の快挙となり、セベ パレステロス、ベルンハルト ランガー、ホゼマリア オラザバルと優勝回数で並ぶ。(3回優勝しているのは、ゲーリー プレーヤーとニック ファルド)
バレステロス、ランガー、オラザバルという顔ぶれをみると、いかに「マスターズ」で2回目の優勝を決めることがむずかしいことかということが理解でそうだ。