マスターズ 優勝の行方は?

今年最初のメジャー大会「マスターズ」は3日目のプレーが終了し、最終日を残すのみとなった。上位の選手の順位は以下のとおり。

1位 スコッティ シェフラー  7アンダー

2位 コリン モリカワ     6アンダー

3位 マックス ホーマ     5アンダー

4位 ラドビグ アバーグ    4アンダー

5位 ブライソン ディシャンブー 3アンダー

日曜日の午後、グリーンジャケットに手を通すのはスコッティ シェフラーだろう。シェフラーは世界ランキング1位の選手として、また直近の3試合で優勝が2回、2位が1回と圧倒的な強さを見せている。2022年に続いて2度めのマスターズチャンピオンに輝きそうだ。最近ではメジャータイトル2つでゴルフ殿堂入りが確実視されているので、その意味でも大きな勝利となる。

モリカワの優勝はないとみる。優勝の大きなプレッシャーがかかる最終日、特にバックナインではスコアを落とすことが予想される。理由として、今シーズンは1月の開幕戦で5位タイに入った以外はトップ10入りがない。マスターズ直前の試合では予選通過したものの75位タイに終わっている。スタッツもストロークゲインド:トータルでツアー選手中94位、パーオン率80位、そしてパットは164位。これまでメジャータイトルを2つ獲得している大きな実績はあるが、最近の調子はよくない。優勝の大きな重圧がかかったとき、果たして自分を最後まで信じることができるだろうかという不安が残る。

唯一、シェフラーに待ったをかけることができるとしたらラドビグ アバーグ(24歳)であろう。昨シーズンDPワールドツアーで1勝、米PGAツアーで1勝をあげた。今シーズンは米ツアーで3回のトップ10入りを記録して、世界ランキングを9位まであげてきている。イケイケドンドン、失うもの何もなしの気持ちで向かっていけば、初メジャータイトルもありえるかもしれない。

最終日のシェフラーとアバーグのプレーに注目したい。