女子ゴルフの今年最初のメジャー大会「シェブロン選手権」は、アメリカのネリー コーダ(25歳)が優勝し、2021年の「全米女子プロ選手権」以来となるメジャータイトル2つめを手にした。優勝を決めるパットが以下の動画
「シェブロン選手権」は2021年までの6年間、日本の航空会社ANAがタイトルスポンサーをつとめ「ANAインスピレーション」という名前の大会で、カリフォリニア州で開催されていた。2022年からは石油会社のシェブロンがスポンサーとなり、本社を構えるテキサス州で開催されている。
コーダはメジャータイトルの獲得と同時に、偉大な記録に並んだ。出場した試合で5試合連続優勝を成し遂げたのだ。これまでこの記録はナンシーロペスとアニカソレンスタムのふたりが持っていたが、コーダはこのふたりのレジェンド達と肩を並べた。
最近、男子ゴルフのほうではスコッティシェフラーの強さが際立っているが、女子ゴルフではネリー コーダの強さが他の選手を圧倒している。しばらくの間このふたりが世界ランキング1位の座に君臨しそうである。
「シェブロン選手権」ではこれまで続いてきた伝統 ―優勝した選手は18番グリーンそばの池に飛び込むー を受け継いで、コーダも彼女を支えてくれたチームのメンバーと一緒に池に飛び込んだ。足を手がかかえて丸くなった飛び込みスタイルは、これまでの選手の中では一番美しいと話題になった。
ネリーコーダについては、今年残る4つのメジャー大会をあといくつとるのか、またパリで行われるオリンピックで金メダルを連覇することができるのかが大いに注目される。