先週おこなわれた「マスターズ」の余韻がまだ残るなか、今週の米PGAツアーは「RBCヘリテージ」がフロリダ半島の根っこに位置するサウス キャロライナ州でおこなわれる。開催コースはハーバータウン ゴルフリンクスで、18番ホールの奥に立つ赤と白のストライブ柄の灯台が有名で、ビッグヒッターよりもボールストライカーに有利なコースとされている。2018年のこの大会では小平智が米ツアー初優勝を遂げた。
この大会は格上げ大会(signature event)に指定されているため、「マスターズ」を優勝したスコッティー シェフラーをはじめ、首位争いを演じたラドビグ アバーグ、マッスク ホーマ、エグザンダー シャフレらの選手も出場する。
格上げ大会は出場者の数を絞って、大会賞金総額を増やしておこなわれるので世界ランキング上位の選手は出場する。トップ選手がこの格上げ大会を欠場すると、シーズン終了後に支払われるボーナス(プレーヤー インパクト プログラム)が減額されるので、皆マスターズでの疲れをおして出場する。
https://worldgolfinformation.com/2023/11/24
今回出場資格のある選手のなかで欠場を発表したのは、松山英樹とビクター ホブランドの2人である。松山は2月の「ジェネシス招待」で久々のツアー優勝を飾り、2つめのタイトルを目指して今回のマスターズに臨んだが、38位タイに終わってしまった。
ホブランドは昨年フェデックスカップチャンピオンになったが、今年は初めから調子が上がらず、「マスターズ」でも2日目に9オーバーの81を叩いて予選落ちしている。ふたりとも休養と調整が必要なようだ。