4月11日から始まる「マスターズ」の初日、2日目のラウンドの組み合わせが発表となった。注目の組み合わせをみていくと、、、
世界ランキング1位のスコッティー シェフラーは、2位のローリー マキロイと5位のエグザンダー シャフレとのラウンド。シェフラーは直近の3試合での成績が、優勝、優勝、2位と世界ランキング1位の座をさらに固めるパフォーマンスをみせている。2年前のマスターズでは優勝しているし、今回誰の目から見ても優勝候補筆頭であることは間違いない。
マキロイはもし優勝すれば、すべてのメジャー大会で優勝する「キャリア グランドスラム」達成という偉業となるが、当ブログでは優勝はないとみる。なぜなら先週の「バレロ テキサスオープン」の3位が今シーズンベストの成績だが、優勝したアクシェー バーティアからは9打も離されている。この開きは大きい。
シャフレも優勝には手が届かないとみる。今年になってトップ10入りの成績が6回と上位で安定した成績を残しているが優勝がない。最後の優勝は2022年6月の「トラベラーズ選手権」で2年余り優勝から遠ざかっている。「勝ち切る」という最後のふんばりが足りないようにみえるし、今回はメジャー大会なのでなおさら届かないとみる。
昨年の「マスターズ」覇者ジョン ラウムは、マット フィツパトリックとニック ダンラップとのラウンドだ。ラウムは昨年12月にLIVゴルフに移籍した。米PGAツアーと比べて試合数が減ってメジャー大会への調整の機会が少なくなったこと、そしてどんな大会でも2連覇するということは至難のわざなので、今回は優勝はないとみる。
パトリックは今年になって米ツアーで9試合に出ているが、トップ10入りは2回でベストは5位の成績だ。世界ランキングも今年初めの8位から10位まで落としているので、少しモーメンタム(勢い)不足のように感じる。
ニック ダンラップは今年1月の「アメリカン エクスプレス」でアマチュアとして優勝し、プロに転向した選手だ。米PGAツアーでは33年ぶりのことで将来がおおいに期待されるが、今回が「マスターズ」初出場なので予選通過をまず目標にしたいところだ。
松山英樹は、ウィル ザラトリスとジャスティン トマスと一緒に予選ラウンドをまわる。マスターズ委員会より招待状をもらって初出場する久常涼は、マスターズで1回優勝しているカナダのマイク ウィアとアマチュアのニール シプレーとのラウンドとなる。