ローリーマキロイ ブッチハーモンの指導受ける

今週の米PGAツアー「バレロ テキサスオープン」に出場するローリー マキロイは、試合前の記者会見の席で、ラスベガスに住む著名なコーチ、ブッチ ハーモンに会いに行ったと話した。

ハーモンはかつてタイガー ウッズ、フィル ミケルソン、ダスティン ジョンソンらを指導し、最近ではリッキーファウラーの復活を支えた有名なコーチであるが、現在80歳でこれまでのように試合会場におもむいて選手のスイングを診るのではなく、ラスベガスの自宅に訪ねてくる選手を指導するスタイルをとっている。

マキロイは4つのメジャータイトルをもっているが、「マスターズ」のタイトルはなく、もし来週の「マスターズ」で勝てば、史上6人めとなる「キャリア グランドスラム」達成者となる。

しかし、マキロイは2014年の「全米プロ選手権」を優勝して以来10年間メジャー大会で優勝していない。2022年は「マスターズ」で2位、「全英オープン」で3位、そして昨年は「全米オープン」で2位に入ったものの、あと1歩優勝まで手が届かない。

マキロイは来月には35歳となり、メジャー大会で4日間よいプレーを続ける体力がだんだん年とともに失われてきている。今シーズンは早くから「マスターズ」に照準をあわせ、できるだけ多くの試合に出場してきたが、米ツアーではトップ10入りがない。

データをみると、その成績を裏付けるように数字がよくない。ドライバーの成績こそツアー選手中最上位だが、グリーンを狙うアプローチショットは119位、パットの成績は94位と低迷している。

それでも、ハーモンの助言から何かをつかんで飛躍的に調子が上向くかどうか?マキロイの「マスターズ」での成績を占う上で、「バレロ テキサスオープン」のプレーを注視していきたい。