いよいよ日本時間の今夜から今季メジャー第二戦「全米プロ選手権」が始まる。アメリカのゴルフコース所属のクラブプロと世界のトッププロあわせて156名の選手が出場する。
昨年のこの大会では、ブルック スケプカがLIVゴルフに移籍した選手として初めてメジャータイトルを手にした。ことしも、LIV選手のなかでジョン ラウム、ブライソン ディシャンブー、キャメロン スミスらメジャータイトル保持者が虎視眈々と優勝を狙っている。
また、昨年の大会で人気を独占したのは、クラブプロのマイケル ブロックだった。予選を通過しただけでなく、最終日を7位の成績でローリーマキロイと一緒にスタートし、15番ホールではホールインワンを達成した。最終的には15位タイの成績を残し、上位入賞者としてことしの大会への出場権を得ている。
https://worldgolfinformation.com/2023/05/24
「全米プロ選手権」といえば、1991年の大会でまったく無名の選手として優勝したジョン デイリー(現在58歳)を忘れるわけにはいかない。キャンセル待ち9番目のスポットながら、大会前日に夜中じゅう車を運転して会場にたどりつき、幸運にも出場することができた。練習ラウンドもおこなえず、ぶっつけ本番でスタートしたが、2位の選手に3打差をつけて見事優勝し、一躍「時の人」となり、大センセーションを巻き起こした。
デイリーは歴代優勝者の資格で今年も出場するが、奇抜な柄のパンツとサンタクロースよりも立派な白いひげをたくわえ、相変わらず人気者である。
(写真はいずれもGolfweekのサイトより)