米ツアー「チャールズ シュワブ チャレンジ」が開催された同じ週に、チャンピオンズツアー(米男子シニアツアー)では、メジャー大会である「シニア全米プロ選手権」が開催され、イギリスのリチャード ブランド(52歳)が優勝した。
(Golfweekのサイトより)
この大会では、2013年に井戸木鴻樹選手が優勝し、日本選手として初めて男子シニアメジャータイトルを手にしている。
ブランド選手については以前ブログに書いたが、超遅咲きの選手だ。DPワールドツアー(旧欧州ツアー)で20年間以上プレーし、48歳のとき2021年の「ブリティッシュ マスターズ」で念願の初優勝を果たした。それは実に478試合目のことだった。
https://worldgolfinformation.com/2021/05/16
ブランドはLIVゴルフが創設されたときからLIVに加わりプレーしている。米PGAツアーがLIVゴルフに移籍した選手を完全にシャットアウトしていたので、ブランドは「シニア全米プロ選手権」に自分が出場できるとは思っていなかった。
しかし、「シニア全米プロ選手権」主催者は過去5年間にDPワールドツアーで優勝した選手に対して、1回だけ出場を認めることにしていることをブランドは最近になって知り、今回初めて出場した。そして優勝を決めた。
米PGAツアーでは、若くて才能のある選手ばかりにスポットライトが当たりがちだが、ブランドのような老練な選手もしっかり存在感を示している。