今週の米LPGAは、今季メジャー第2戦「全米女子オープン」がアメリカ東海岸のペンシルバニア州で開催される。
前回の優勝者は、フィリピン系アメリカ人のアリソンコーパズで、2021年の大会では笹生優生が優勝した。
今年は日本ツアーでプレーする選手が21名も出場するという。2019年5月に国内ツアーの「サロンパスカップ」に優勝し、その勢いを駆って海外試合初挑戦となる8月の「全英女子オープン」で見事に優勝し、メジャー優勝を果たした渋野日向子の再来を期待するファンも多いだろう。
確かに、ゴルフのトーナメントは勝負事なので番狂わせがおこり、競馬でいうところの大穴にあたる選手が優勝をさらうことはある。メジャー大会の重みも分からずに、イケイケドンドンと勢いで優勝してしまう。渋野の場合がまさにそうであったが、そのような試合展開となる確率は極めて、極めて低いことを認識すべきだろう。
日本人選手の中で、最終日バックナインで優勝争いにからめそうなのは、米LPGAツアーで複数年にわたってコンスタントにプレーしている畑岡なさ、古江彩佳、笹生優生の3名だろう。
ただ、現在の米LPGAツアーはネリー コーダ(25歳)の圧倒的強さが際立っている。ことしになって出場する試合に連続して5試合優勝し、女子ゴルフの連続試合優勝記録単独トップがかかった6試合めは、残念ながら7位タイに終わってしまった。しかし、その次の試合ではまた優勝して、今週の「全米女子オープン」を迎える。
もし、コーダが優勝を決めれば今季メジャー初戦「シェブロン選手権」に続いてメジャー大会連続優勝となる。彼女の活躍に注目したい。
(BBCのサイトより)