大統領とゴルフ

先週の金曜日、アメリカ大統領選挙の候補者であるジョー バイデン氏(81歳)とドナルドトランプ氏(78歳)の討論会がおこなわれた。相手を露骨なことばで非難しあいながら、さまざまな問題が討議された。

そのなかで、ふたりの候補者が高齢のため、大統領に選出されてから4年間重責に耐え職務を遂行する体力と気力があるのかと司会者に質問された際、ゴルフがたとえとして持ち出された。

トランプ元大統領は自ら所有するゴルフ場で開催された、シニアではなくレギュラーの競技会で最近2度も優勝したことをあげ、体力気力面でまったく問題がないと強調した。

するとバイデン大統領は「今はもうやらないが、副大統領のころはゴルフをよくやってハンディも6まで下げた。もし、トランプが(体力があって)カートに乗らずにゴルフバッグを担いでラウンドするというなら、勝負してもいい。」と応じた。

トランプ元大統領は、「あなたのゴルフスイングをみたことがあるけど、そのハンディは嘘だね。わたしに勝負を挑んだりするけど、ドライバーは50ヤードも飛ばないくせに」と反論した。

先ほどおこなわれた「全米オープン」で2度目の優勝を果たしたプライソン ディシャンブーは、トランプさんと親交があり一緒にゴルフをしたこともあるらしいが、ふたりにマッチプレーを提案した。

「マッチプレーでどちらが勝つか決着をつけるのはどうか?試合の模様はもちろん自分のユーチュープチャンネルで流そうと思うけど、、、、」

ほんとうの勝者は、漁夫の利を得るディシャンブーかもしれない。