世界ランキング1位のネリー コーダ(24歳)は「全米女子オープン」の初日、12番ホール(パー3)で10を叩きトータル80のスコアで、優勝どころか予選通過さえもあやうくなってしまった。このことはブログで書いた(下部のカレンダー日付をクリックください)
2日目のラウンドでコーダがどれだけもり返してくるのか、そして昨日大たたきした12番ホールでどんなプレーをみせるのか、注目をあつめた。
12番のグリーンは「フォールス フロント(false front)」と呼ばれるつくりとなっていて、グリーンの前側にのったボールは傾斜によってクリーンの手前にこぼれ落ちて、クリークに落ちてしまう。コーダのティーショットはまさにそこにオンして、グリーンからころころこぼれ落ち始めた。
グリーンを取り囲むファンの誰もが、前日の悪夢がまた?と思った瞬間、ボールはクリーク手前の縁石で奇跡的にとどまった。
しかし、足場が悪かったためコーダの打った2打目はピンに十分寄らず、6メートルもショートしてしまった。
コーダ自身も含めて誰もが、やはりパーは難しくボギーとしてしまうのか?コーダにとってこのホールはやっぱり鬼門なんだと思ったが、コーダはこのパーパットを見事にねじ込んでみせた。
結局コーダは第2ラウンドを3バーディー、3ボギーのパープレーでホールアウトし、カットラインに2打及ばず予選落ちとなってしまった。
コーダはこの試合で、6試合連続優勝を達成したような圧倒的な強さではなく、1ホールで7オーバーをたたくという弱さを見せた。それでも試合後の記者会見を拒否したりせずに、自分の失敗について記者の質問にいやな顔もせずに答え、さすが世界ランキング1位の選手だと思わせるふるまいをみせた。きっとファンの数をさらに増やしたことだろう。