全米オープンのコースセッティング

いよいよ始まる男子メジャー第3戦「全米オープン」だが、練習ラウンドを終えた選手たちからコースセッティングが厳しすぎるという声があがっている。

グリーンのスピードが速く、アンジュレーションがきついため、グリーン上でパットしたボールがグリーンからこぼれてしまうことがあるようだ。

今回開催されるコース、パインハースト2番では、過去に3回「全米オープン」が開催されているが、最終スコアをアンダーパーとした選手は過去にたった4人しかいない。2014年の大会でドイツのマーティン カイマーが異次元の10アンダーで優勝し、2位タイとなったリッキー ファウラーとエリック コンプトンが1アンダーを記録した。

そして1999年の大会では、ペイン スチュアートが1アンダーで優勝し、2005年の優勝者のスコアはイーブンパーだった。

非常に厳しいコースセッティングについて主催者のコメントは、「確かに設定は厳しいが、公正(フェア)な仕上がりである。また、ゴルフバッグの中のすべてのクラブを使わなければならないような設定で、さらにどう攻めるか頭脳も問われることになる。」

「主催者として、選手に気に入ってもらえるようなセッティングではなく、最後に選手からリスペクトを集められるように心がけた。」

オーバーパーのスコアが連日続出する展開が予想されるなか、耐えて耐えて最後に栄冠を勝ち取る選手は誰か? 全米オープンのスタートが待ち遠しい。