今週の米PGAツアーは、ジャック ニクラウスがホストをつとめる「メモリアル トーナメント」が、オハイオ州ダブリンで始まった。この大会は格上げ大会(signature event)で、トップ選手しか出場できないため、松山英樹は出場してものの久常涼は出場していない。
また、格上げ大会ではあるが、例外的に2日目を終えた時点でカットが設定されている。タイガー ウッズがホストの「ジェネシス招待」と、アーノルド パーマーの名前を残す「アーノルドパーマー招待」も同様に予選カットがおこなわれる。
初日のラウンドが終了し、6アンダーで首位に立ったのはカナダのアダム ハドウィン。そして一打差の2位に、世界ランキング1位のスコッティー シェフラーがつけた。さらに1打差の3位タイには、「全米プロ選手権」で初メジャータイトルを手にしたエグザンダー シャフレと「マスターズ」で2位に入った赤丸急上昇中のラドビグ アバーグがいる。
また3位タイには、「マスターズ」で3位タイ、「全米プロ選手権」で4位タイと好成績をおさめているコリン モリカワもいる。さらに1打差の7位タイの位置にはビクター ホブランドだ。ホブランドは「全米プロ選手権」で3位に入って復調のきざしをみせている。
初日から上位にそうそうたるメンバーが並び、のこり3日間の戦いが非常に楽しみであるが、当ブログではスコッティー シェフラーが優勝すると予測する。
その根拠はこれまでの彼の試合での実績が示しており、1試合当たりの世界獲得ポイントが15.295と、2位以下の選手を大きく引き離しているからである。
世界ランキング2位のエグザンダー シャフレは8.634で、3位のローリー マキロイは8.162。4位で昨年の「全米オープン」を制したウィンダム クラークは6.053である。1位のシェフラーと2位のシャフレとの差は、タイガー ウッズが全盛期だったころ1位に君臨する彼と2位の選手の差に匹敵するといわれている。
先月おこなわれた「全米プロ選手権」では、2日目の早朝に逮捕されるという思わぬアクシデンドに見舞われながらも8位タイに入ったシェフラー。今週は本来の実力を発揮すると予想する。