18日(木)からいよいよ、今季最後のメジャー大会「全英オープン」が始まる。当ブログでは、スコッティ シェフラーが優勝すると予想している。その根拠は今シーズンすでに「マスターズ」を含め6勝をあげ、1試合当たりの獲得世界ランキングポイントが、2位の選手のそれを大きく引き離し、その差はタイガーウッズの全盛期のときにほぼ匹敵するからである。
とはいうものの、当ブログとしてはもうひとりどうしても注目したい選手がいる。オーストラリアのアダム スコット(44歳)である。スコットは先週の「スコットランド オープン」で、首位タイでホールアウトしていたが、後続のロバート マッキンタイヤーが最終ホールでバーディーを奪い、優勝を逃し2位に終わってしまった。
実はマッキンタイヤーは昨年のこの大会で、後続の組でまわるローリー マキロイが最終ホールでバーディーをきめ1打差で優勝をさらうという、ことしマッキンタイヤーがしたことと同じことをされていたのである。
やられたら、やりかえす。これが勝負の鉄則である。マッキンタイヤーは今年の大会でやりかえし、見事リベンジを果たした。
今度はアダム スコットの番であってほしいと願う。そのリベンジは来年の「スコットランドオープン」ではなく、今週の「全英オープン」で、、、
スコットはもうすぐ45歳となり、ゴルフ世界殿堂入りの審査対象となる。自らの殿堂入りに対して意見を求められたスコットは、「メジャータイトルひとつでは、殿堂入りにはふさわしくないと思う。」と、自らの殿堂入りに否定的なコメントをした。
これまでメジャータイトルがゼロでも世界殿堂入りをした選手はいるが、スコットとしては世界殿堂入りさせてもらえるのなら、メジャータイトルを2つとって堂々と胸を張って選ばれたいという気持ちが強いのだろう。
スコットは、米ツアーで通算14勝、欧州ツアーで11勝、豪州ツアーで6勝の実績があるすばらしい選手である。先週2位でなったことで世界ランキングを64位から35位に順位を上げた。また、今年の「全英オープン」への出場が、メジャー大会連続出場93試合めとなる。20年以上の長きにわたってトッププロであった証しである。
ことしの「全英オープン」の開催はスコットランドである。もしもスコットの地(スコットランド)でアダム スコットが優勝トロフィーを高く掲げることができたなら、それは小説よりも美しい展開となるのであるが、、、