今季最後となるメジャー大会「全英オープン」は最終日を残すのみとなった。3日目終了時の順位をみてみると、
1位 ビリー ホーシェル(米、37歳、62位) 4アンダー
2位タイ スリストン ローレンス(南ア、27歳、98位) 3アンダー
サム バーンズ(米、27歳、28位)
ラッセル ヘンリー(米、35歳、20位)
エグザンダー シャフレ(米、30歳、3位)
ジャスティン ローズ(英、43歳、67位)
ダニエル ブラウン(英、29歳、272位)
8位 スコッティ シェフラー(米、28歳、1位) 2アンダー
9位 シェーン ロウリー(アイルランド、37歳、33位) 1アンダー
10位タイ アダム スコット(豪、44歳、35位) イーブンパー
さて、ここであらためて誰が優勝するか予想してみたい。年齢、世界ランキングからみると2位タイにいるサム バーンズが1番有利そうであるが、これまで米ツアーの大会で最終日に崩れることがあり、少し不安が残る。
同じく2位タイにいるエグザンダー シャフレだが、今季非常に調子がよく「全米プロ選手権」で初めてメジャータイトルを手にした。しかし、1シーズンでメジャー2つめを取れるほどの実力か?と問えば疑問符がつく。
ジャスティン ローズは、今季は予選会より勝ち上がって出場権を得た。ベテランに奮起してほしい気がするが、年齢と世界ランキングの順位からすると厳しいかもしれない。
ダニエル ブラウンは初日から3日間頑張ってきたが、世界ランキング272位の選手が優勝することは非常に難しい。世界ランキングは2年間の選手の成績をもとに算出されており、ぜったいに嘘をつかない。
シェーン ロウリーも2日目まで頑張っていたが、少し年齢による疲れがたまってきたのか順位を落としてきた。人柄がよく人気もある選手であるが、ゴルファーにアスリート性が求められる最近の流れのなかで、非常に失礼な表現だが西洋梨風体形では優勝することは厳しいかもしれない。
最後にこの混戦を抜け出して誰が優勝するかというと、首位と2打差につけているスコッティ シェフラーを推したい。「マスターズ」を優勝した後、「全米プロ選手権」では大会期間中に逮捕されるという思わぬアクシデントに見舞われた。「全米オープン」では出場義務のある直前の週の大会で辛うじて優勝したものの、その疲れが尾を引き実力を発揮することができなかった。
シェフラーは今回、ランキングポイント上全盛期だったタイガーウッズに匹敵するという圧倒的強さを発揮し、無念に終わった2つのメジャー大会のリベンジを果たすと当ブログでは予想する。