今年の1月に始まった米PGAツアーだが、はやいものでシーズン最終戦となる「ツアー選手権」が今週開催され、8か月に渡ったツアーが終了する。
この「ツアー選手権」に優勝した選手がフェデックスカップチャンピオン(年間最優秀選手)となり、優勝賞金として破格の2500万ドル(36億2500万円、1ドル=145円換算)が与えられる。
この大会には、先週の「BMW選手権」までに積み上げたフェデックスカップポイントの上位30名のみが出場でき、最下位に終わった選手にも55万ドル(7975万円)が賞金として用意されている。
また、この大会は非常に珍しいフォーマットで開催され、フェデックスカップポイント1位のスコッティー シェフラーは10アンダーの位置から、2位のエグザンダー シャフレは8アンダーから、3位の松山は7アンダーから、先週優勝したキーガン ブラッドリーは4位に順位をあげてきたので6アンダーから、そして5位のラドビグ アバーグは5アンダーからスタートする。
そして6位から10位の選手は4アンダーから、11位から15位の選手は3アンダーから、16位から20位の選手は2アンダーから、21位から25位の選手は1アンダーから、25位以下の選手はイーブンパーからのスタートとなる。
いわゆるハンディー戦で、フェデックスカップポイント上位の選手に有利な試合形式であるが、2位の選手に2打、3位の選手から3打もらってスタートするシェフラーには、相当なプレッシャーがかかる。ハンディーもらっているので優勝して当たり前という強いプレッシャーの中でプレーしていくことになるが、考えてみると4日間のプレーの中で2、3打というのは、あってないようなところもある。なので、2位からスタートするシャフレや3位からスタートする松山のほうが楽かもしれない。
とは言っても、現在世界ランキング1位で今季マスターズを含めて6勝をあげ、パリオリンピックでは金メダルを獲得したシェフラーにとっては、押しつぶされるほどのプレッシャーとは思われない。当ブログでは、シェフラーが「ツアー選手権」を優勝すると予想する。