今年のパリオリンピックで金メダルを獲得して、「LPGA殿堂」入りを確定させた韓国系ニュージーランド人のリディ アコウ(27歳)は、その2週間後に開催された「全英女子オープン」でも優勝し栄冠を手にした。
コウは2016年に10代でメジャー「ANAインスピレーション」に勝ちメジャー2勝目を手にしてからは、米LPGAツアーで8勝をあげるもメジャータイトルには手が届かなかった。
コウは近年30歳になるまでに引退すると周囲に漏らしていたが、今年になって金メダルと「全英女子オープン」のタイトルを獲得した。
先日ニュージーランドのラジオ番組に出演したコウは、金メダルと全英のタイトルをとったことで、30歳までに引退するという考えに変化は生じたかと聞かれ、
「変わらないと思う。まだ十分ゴルフがやれるというときにゴルフを離れ、別のキャリアを追い求めたい。」と回答している。これまでに目標としてきたことをほぼ達成した。ゴルフの世界でこれ以上やり遂げたいと思うことはないという一種の「燃え尽き」であろう。
しかし、これから別のものに取り組んだところで、ゴルフの世界で認められたような認められかたをすることはまずない。ぽっかりとあいた心のなかを満たしてくれるのは、やはりゴルフしかないと気付くのではないか?
当分の間休養したのちにカムバックするが、50歳になるのを待ってシニアの大会に出場し始めるのではないかと当ブログでは予想する。