パリオリンピック 女子ゴルフまもなくスタート

パリオリンピック今週は、女子ゴルフが開催される。日曜日には閉会式がおこなわれるため水曜日から土曜日までの4日間でおこなわれるので、日本時間の今夜から初日のプレーがスタートする。

前回の東京オリンピックでは、アメリカのネリー コーダが優勝し、銀メダルは2位決定プレーオフの末稲見萌寧が獲得し、銅メダルはニュージーランドのリディア コウが手にした。コーダとコウは今回の大会にも出場する。

アメリカ代表には、コーダの他にリリア ブーとローズ ザン(21歳)という2人の有力な選手がいる。ブーは昨年「全英女子オープン」を含むメジャー2勝をあげた選手で、今年6月にも米LPGAツアーで1勝している。ザンは「全米女子アマ」「オーガスタナショナル女子アマ」のタイトルをもち、プロ転向後初めて出場した米LPGAツアーの大会で優勝し、すでに2勝目もあげている逸材である。

コーダはディフェンディングチャンピオンだが、連覇するということはなかなか難しいので、今回はこの頼れるふたりに一番いい色のメダルはまかせてもよさそうである。

日本からは笹生優花と山下美夢有のふたりが出場する。ことしの「全米女子オープン」で2度目の優勝を果たした笹生は、東京オリンピックではフィリピン代表として出場したが、今回は日本籍選手としてプレーする。山下は、畑岡なさ、渋野日向子、古江彩佳らとの激しい競争に勝って出場権を手にした。

開催国フランスからは、米LPGAツアーで活躍しツアー6勝しているセリーヌ ブーティエ(30歳)が出場する。昨年は「エビアン選手権」で優勝し、念願の初メジャータイトルを獲得した選手だ。母国ファンの熱い声援をうけてメダルに手が届くか?