全英女子オープン始まる

今季女子ゴルフ最後のメジャー大会「全英女子オープン」が、ゴルフの聖地セント アンドリュースコースで始まった。

女子のメジャー大会は年間5つあり、この大会が最後のメジャーとなる。これまでのメジャーで誰が勝ったかおさらいしてみると、4月の「シェブロン選手権」はネリー コーダが、6月の「全米女子オープン」は笹生優花が、同じく6月にあった「全米女子プロ選手権」はエイミー ヤンがそれぞれ優勝し、7月の「エビアン選手権」では古江彩佳がタイトルを手にした。

全英女子オープン初日は、各選手とも強風に悩まされた。朝方の風は時速換算で48―56キロメートル、最大風速は60キロメートルに達した。このような風を向かい風としてプレーする1番ホール(パー4、375ヤード)では、ティーショットをドライバーで打ったのち、第2打目を3番ウッドで打たないとグリーンに届かない。

また、グリーン上でパットを打つために構え、打とうとすると突風が吹くので、思わず後すざりしてしまい、構え直さなければならない。真横からの強風をうけると、わずか60センチのまっすぐなラインのパットであっても、カップのふちの外側狙いで打たなくてはならない。同様な天候が残り3日間も予想されており、選手にとっては厳しい試練となる。

日本から19名もの選手が出場しているが、小さい頃からこのような天候のなかでプレーした経験がまったくないであろうから、最終的に上位の成績をおさめることは難しそうだ。ロレックスランキング1位のネリーコーダが、5アンダーの2位タイと好調なスタートを切った。同ランキング2位で昨年のこの大会の覇者リリアブーも3アンダー、4位タイといい位置にいる。