ジョン ラウム争う姿勢を示す

昨日のブログの内容のつづきとなるが、

LIVゴルフに移籍したのちも、ライダーカップへ出場したい気持ちのあるスペインのジョン ラウムがとった行動は、DPワールドツアーから科せられていた罰金を払うことではなく、DPワールドツアーが罰金を科したことは不当であるとしてスポーツ調停裁判所に訴えをおこすことだった。

ラウムが罰金を払えば、すぐにDPワールドツアーの大会への出場が可能となり、3試合こなせば、来年のライダーカップにはキャプテン推薦で出場できる。しかし、罰金を支払うことに抵抗を示していたラウムは、訴えをおこす道を選択した。判決がでるまでの間ラウムはDPワールツアーの試合に出場することができる。

しかし、2年前にLIVゴルフが創設されたときに移籍した選手たちがおこした同様の裁判に対しては、選手たちのとった行動はDPワールドツアーの規約に反しており、DPワールドツアーが罰金を科したことは正当な行為であるという判決が下されており、ほとんどの選手は罰金をすでに支払っている。

なので、ジョンラウムのとった行動は、ある意味時間稼ぎにすぎないと言っていいだろう。訴えをおこし、裁判が始まり判決が出るまでにはある程度の日数がかかる。その間にライダーカップへの出場資格を得てしまおうと。

さらに、現在DPワールドツアーと米PGAツアーは、LIVゴルフと一緒になってひとつのツアーを運営していこうという話も大詰めに近づいていると報道されている。もしDPワールツアーとLIVゴルフが今後友好関係になれば、罰金を支払う必要がなくなるのではないかとラウムが考えているのかもしれない。

推移を見守りたい。