オーストラリアのジェイソン デイ(36歳)は、米PGAツアーのプレーオフを戦いフェデックスカップポイントで上位50位以内に入ったので、來シーズンの米ツアーでは格上げ大会(signature event)に出場可能な、一番いいカードを手にした。
そのデイがSNSで話題となっている。ことの発端は今年4月の「マスターズ」2日目のこと。デイは昨年末にナイキとの10年間に及ぶ大型アパレル契約が切れたため、2024年からは新たにマルボン(Malbon)というアパレルメーカーと契約し、試合にはマルボンの製品を身にまとって出場していた。そして、マスターズ2日めにデイが着ていたベストは以下の写真のもの。
GolfDigest電子版より
デイは予選ラウンドの2日間をタイガーウッズと一緒の組で回ったため、ついてまわるギャラリーの数も多く、メディアも注目していたため、デイの着ていたベストに多くの目が注がれた。
胸元には大きなMALBONというロゴ、そしてCHAMPION(王者)という文字。これまであまり聞いたことがなかったが、マスターズ委員会が大会にふさわしくない、「マスターズ」のドレスコードに触れるという理由でデイに脱ぐことを命じた。
そのときは、マスターズ委員会が脱ぐように言い、デイはその指示に従って脱いでその後のプレーをおこなったということがニュースになっただけだった。
しかし、最近になってデイが実際に着ていたベストがオークションにかけられて、18,000米ドル(257万円、1ドル=143円換算)で落札されたことがSNSで流れた。定価は248ドルの製品だが、熱烈なデイのファンがデイが実際に着ていたベストであるという理由で、この値段をつけたらしい。
落札金額は高いのか、安いのか? 落札したファンのみぞ本当の価値がわかるというものなのだろう。