アメリカの今季PGAツアーは終了したが、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、１１月半ばに開催される最終戦「DPワールドツアー選手権」に向け、これから佳境を迎える。
８日に最終日を迎えた大会「オメガ ヨーロピアンマスターズ」はスイスで開催され、星野陸也が８位タイの成績でトップ１０入りを果たした。この成績によって星野は、シーズンを通して競うランキングポイントの順位を９位から１つ上げて８位とした。
https://worldgolfinformation.com/2024/09/03
DPワールドツアーのシーズン終了時にランキング１０位以内の選手には、来年の米PGAツアーカードが与えられるので、星野はそのチャンスを一歩確実にしたことになる。この制度によって、今年米PGAツアーに挑戦した久常涼は結果を残し、來シーズンのツアーカードを維持することに成功した。また、久常は１月から３月までの活躍が認められ、４月の「マスターズ」に特別招待されたのは、大きなサプライズだった。
もし星野が来季の米ツアーカードを獲得すると、アメリカでプレーする選手が松山英樹、久常涼についで３人目となる。
今季からDPワールドツアーに本格参戦した中島啓太は、早くも３月の「インドオープン」でツアー初優勝を遂げたが、ポイントランキングは現在３４位と米ツアーカードにはまだ遠い位置にいる。しかし、残り試合がまだ十分あるので上位入賞を繰り返したり、２勝目を仮にあげたりするとチャンスは生まれる。
来季に向け、星野陸也と中島啓太のプレーに注目していきたい。