米ツアー 今年活躍した選手

米PGAツアーは、先週の最終戦「ツアー選手権」で1月から始まったシーズンが終了した。CBSスポーツの電子版が、シーズンを振り返り著しい成長をみせた選手を特集した。その中にどんな選手が含まれているのか紹介する。

今季「マスターズ」、「プレーヤーズ選手権」、「ツアー選手権」を含めて7勝をあげ、パリオリンピックで金メダルを獲得したスコッティー シェフラー以上に活躍した選手はいないが、彼以外に顕著な活躍をみせたのが、以下の選手である。

エグザンダー シャフレ(30歳)

米ツアーで7勝をあげていながら、これまでメジャー大会に26回出場し、トップ10が11回あるものの優勝には手が届かなかった。しかし、ことしは「全米プロ選手権」でブライソンディシャンブーを振り切って初タイトルを手にし、さらに「全英オープン」でメジャー2勝目を達成した。世界ランキングもシェフラーに次いで2位の位置を占めた。

コリン モリカワ(27歳)

2019年にプロデビューして、翌年に「全米プロ選手権」、その次の年に「全英オープン」とあっという間にメジャータイトルを2つ手にしてから、優勝から遠ざかっていた。ことしは「マスターズ」で優勝争いを演じて3位タイに入り、「全米オープン」でも最終日首位からスタートしたが4位タイとあとメジャー3勝目まで一歩のところまで迫った。世界ランキングも4位まで戻してきて、ことしツアー優勝はなかったものの來シーズンの飛躍を期待させる実績をあげた。

ニック ダンラップ(20歳)

米ツアーではフィルミケルソン以来33年ぶりとなる、アマチュア優勝を今年1月の「アメリカンエキスプレス」で達成し、一躍脚光を浴びた。その直後にプロ転向してツアーでプレーを続け、7月に開催された「バラクーダ選手権」で早くも米ツアー2勝目をあげた。まだ弱冠21歳、来年以降大いに成長が期待される選手である。

ブライソン ディシャンブー(30歳)

LIVゴルフに移籍した選手であるが、2020年に「全米オープン」に優勝し、その後5年間は4大メジャー大会に出場できる資格を得ている。ことしの「マスターズ」で6位タイ、「全米プロ選手権」では2位タイ、そして「全米オープン」では2度目の優勝を決めてしまった。その後もトランプ大統領候補とエキシビションマッチをおこないライブ配信をするなど注目度もたかまっている。