米PGAツアーは先週の「ツアー選手権」で2024年のシーズンを終了したが、DPワールドツアー(旧欧州ツアー)のほうは、11月半ばに開催される最終戦を含めまだ10試合を残している。
米PGAツアーでスコッティー シェフラーがフェデックスカップチャンピオンになったようにDPワールドツアーチャンピオン(年間チャンピオン)にいったい誰がなるのかが最大の関心事であるが、それとは別に当事者である選手とファンの関心を集めていることがある。
それは、シーズン終了時にDPワールドツアーの年間ポイントランキングで上位10位以内に入った選手には、来季のアメリカのPGAツアーカードが与えられることである。
昨シーズン10位以内に入って今シーズンから米PGAツアーに挑戦した選手には、日本の久常涼、マシュー パボン、ロバート マッキンタイヤーらの選手がいた。久常は年間を通してコンスタントに実績を積み、来季のツアーカードを維持することに成功した。
レフティーのマッキンタイヤーは「スコットランドオープン」と「カナディアンオープン」に優勝して大ブレークし、最終戦「ツアー選手権」に出場できる30名の中にも残った。来季以降の活躍が期待される。
また、フランスのパボンは、米ツアーに挑戦し始めてわずか1月足らずで、「ファーマーズインシュラランスオープン」で優勝し、彼も「ツアー選手権」に残るほどの活躍をした。
今シーズンDPワールドツアーでプレーしている星野陸也は、2月「カタール マスターズ」で初優勝を果たし、現在ポイントランキング9位の位置にいる。この位置をキープできれば来年は米PGAツアーでプレーすることが可能となる。さらに、残りの試合で結果を出して9位よりももっと順位をあげることができれば、出場できる試合数が増えるのでひとつでも順位をあげることを目指しがんばってほしい。