今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、フラッグシップ大会である「PGA選手権」がイングランドのウェントワースクラブで始まった。
初日を終え、日本人選手は星野陸也が92位タイ、久常涼が101位タイ、桂川有人が117位タイと大きく出遅れた。
初日5アンダーのスコアで4位タイに入った世界ランキング3位のローリーマキロイのプレー中におこったハプニングが話題になっている。
マキロイは12番ホール(パー5)でティーショットを332ヤード飛ばしてフェアウェーに置き、ピンまで178ヤードを残した。マキロイが9番アイアンで第2打目をうった瞬間、アイアンのクラブヘッドが抜けて、前方へころころ転がっていった。
マキロイは非常に驚いた表情でクラブシャフトの先端を見つめていたが、ボールのほうはマキロイが狙った方向と距離にしっかり飛んでいき、ピンから6フィート11インチ(約2メートル)の位置にとまった。イーグルチャンスは逃したが、マキロイは楽々バーディーでこのホールを終えた。
インパクトの瞬間までクラブの状態は正常であったが、その直後に何か異変が生じクラブヘッドが抜けたようだ。しかし、彼が16番をプレー中に修理を終えた9番アイアンがマキロイの手許にもどってきた。